昭和42年(1967)
撮影・鈴木忠雄
提供・新潮社
批評家。明治35年(1902)4月、東京・神田に生れる。
昭和4年(1929)27歳の秋、「様々なる意匠」によって文壇にデビュー、以来ほぼ半世紀、日本の近代批評の創始者として旋風を巻き起す。主な作品に「ドストエフスキイの生活」「無常という事」「モオツァルト」「私の人生観」「ゴッホの手紙」「近代絵画」などがある。
昭和40年、63歳の4月からは12年かけて「本居宣長」を執筆、文学者としてだけでなく、「人生の教師」としても慕われた。
昭和42年11月、文化勲章受章。昭和58年3月、死去、80歳。
『小林秀雄全集』全14巻別巻2、『小林秀雄全作品』全28集別巻4が新潮社から刊行されている。